注目のパジェロミニ

軽自動車のSUVで古くから人気があるのが1994年に誕生したパジェロミニでしょう。1999年にフルモデルチェンジ、2008年マイナーチェンジが施され現行パジェロのイメージに近いフロントグリルデザインが特徴になっています。スペックですが、エンジンは自然吸気とターボ、4WDと2WD、4速ATと5速MTが用意されています。4WDモデルは64馬力のツインカムエンジンを搭載するVと52馬力のシングルカムエンジンが搭載されており、力強い走りを実現させてくれます。FRモデルは52馬力シングルカムエンジンのみで、グレードはXとSの2タイプになっています。ちなみに4WDには受注生産モデルで、専用のリヤ強化機械式LSDが組み込まれたハードなモデルのスポーツを用意しています。
よくパジェロミニはスペースの狭さが問題視されることもありますが、リヤシートは5対5の分割可倒式で、スポーツとSを除くグレードは前に折りたためるヘッドレストが採用されていますので、広いラゲッジスペースを確保することができます。平均価格は50万円と手頃で、趣味のための一台として購入される方も少なくありません。このパジェロミニのライバル車となるのがスズキジムニーでしょう。しかし樹脂パネルなどの質感、後席の居住性などを比べてみますと、パジェロミニのほうが程度が良いという方が多いようです。
パジェロミニはさまざまなマイナーチェンジを果たしてきた車ですが、なかでも人気になっているのは、特別仕様車「アニバーサリーリミテッド」でしょう。専用内外色、UVカットガラスやAM/FMカセットなど人気装備がある上価格的にも十分抑えた設定になっています。「アニバーサリーリミテッド-X」/「アニバーサリーリミテッド-V」もまた違ったバージョンになっていますが、このバージョンは、エクステリアに15インチアルミホイール、カラーラジエーターグリルとグリルガード、スペアタイヤケース、ドアミラーカバーメッキ化、ピンストライプ、フォグランプ、リヤワイパーとウォッシャー、ルーフスポイラー、ルーフレールなどが装備になっています。これらに加えて人気になっているのが特別仕様車パジェロミニ「スキッパー」でしょう。
モノトーンのボディカラーが採用されネアーズブルー、シンフォニックシルバー、フェアリーホワイトの中から色を選べ、街で走るにふさわしいオシャレなSUVになっています。中古車ではかなりさまざまなグレードがありますのでよく選んで決めると良いでしょう。