小型SUVとしての三菱RVRの魅力

古いモデルと新しいモデルでまったく印象を変えた車というのがあります。例えば三菱のRVRを挙げることができますが、これは以前ではミニバンでしたが、現行モデルではコンパクトSUVに変化しています。車体はアウトランダーのオーバーハングを詰めたものを採用しており、前後のオーバーハングを短くして設計しています。エンジンは2リッター2.4リッターから一回りコンパクトな1.8リッターになっているので、10・15モード燃費は、4WDですら15km/Lとかなり燃費が向上しています。
燃費に関係している点としてさらにいえるのが、回生機能を採用しているという点でしょう。これは減速時のエネルギーをバッテリーに充電するというもので、アイドリング時などにかかるエンジンの負担を軽くする高価があります。ちなみに4WDは電子制御のFF/ロックモード付きですので、三菱らしく悪路やアウトドアなどでも問題なく走ることができます。実際に乗ってみての感触ですが、SUVらしくアイポイントが高く、見晴らしが良いのが特徴になっていますが、全高が低いためにヘッドクリアランスに余裕がなく、やや狭い印象になってしまいます。15.2km/LのFFと合わせて、全グレードエコカー減税の対象車になっています。
加えて価格面でもかなり努力されており、新車でもFFモデルなら、ニーエアバッグまで付くフル装備で178万5000円から選ぶことができるようになっています。中古車でも価格的に100万円以下のものも少なくありませんので、かなりお得なSUV車だといえるでしょう。オプションに関してもかなりバリエーションが多く、HDDナビと一体になったプレミアムサウンド(ロックフォズゲートブランド)やASCなどがありますので中古車の場合、後でオプションを付けるのは難しいですので、あらかじめ備え付けられているものを探すようにしましょう。
このRVRはコンパクトSUVと呼ばれるジャンルで、RAV4やCR-Vなどもそうですし、BMW X1やアウディQ3など、欧州勢も力を入れている分野になります。しかしRVRはこのようなライバル車と比べてパワーもありますし、燃費なども良くライバル車に負けないスペックになっています。中古車市場でもかなりの人気車になっているのでかなり安いものを見つけるのは難しいかもしれませんが、数自体はありますのでその中から自分に合ったものを探してみると良いでしょう。