アウトランダーの魅力

三菱の人気SUVといえばアウトランダーを挙げることができるでしょう。アウトランダーは丁度三菱がWRC撤退を表明した際に登場した車で、エンジンやトランスミッション、プラットフォームはすべて新開発されたこれまでとは違った一台でした。ちなみにこのアウトランダーはPSAプジョーシトロエン社にOEM供給され、プジョーでは4007、シトロエンはCクロッサーとして販売されたりと世界的にも注目された車です。アウトランダーは新車時価格は235.2万円~266.7万円とそれなりの価格でしたが、今では100万円以下の中古車も増えてきており程よいSUVを探しているのであれば選択肢の一つに入れることができるでしょう。
このアウトランダーの気になるスペックですが、エンジンはレギュラーガソリン仕様の2.4Lのみになっており、ミッションは6速に切られたCVTを搭載しています。グレードはMとGありいずれも4WDというものでしたが、エアロパーツをまとったローデストや、2WDモデルなども後になってラインナップしてきています。また2010年1月からは2Lエンジンでエコカー減税対象にもなっているようです。発売当初は5人乗りモデルと、ラゲージに3列目シートを用意した7人乗りモデルがラインナップしていましたが、現在では7人乗りのみになっていますので中古車を狙っている場合には自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。このアウトランダーにはほかにもさまざまな特徴がありますが、ランサーエボリューションと同様にアルミルーフを採用していますので、車の重心が下がりより安定した走りが可能になっています。
また快適な走りのためにリアサスペンションにはランエボ同様モノチューブ式ショックアブソーバーを備えられていたり、全車にASC(アクティブスタビリティコントロール)が装備されてもいますので雪道など滑りやすい場所でも横滑りなどがないようになっています。悪路走行に関しては駆動方式はセンターコンソールにあるダイヤル式のセレクターで2WD/4WDオート/4WDロックから自由に選べるようになっています。ちなみに座席ですが、フロントシートはホールド性の高いセミバケット形状になっていますので長距離も快適になっており、セカンドシートは80mmのスライドとリクライニングが可能になっていますので乗り心地にストレスがありません。またアウトランダーの隠れた魅力として北米でのロックフォードフォズゲート社と共同で専用開発したオーディオも挙げることができます。