軽自動車なら三菱

軽自動車は中古車でもなかなか値下がりしないのが問題だといわれています。しかし三菱i(アイ)は例外的に中古車が安くなっていますので、軽自動車を探しているなら丁度よいかもしれません。なぜこの三菱i(アイ)が安くなっているかという点ですが、これは作りに欠陥があるわけではなく、ほかの軽自動車よりも人気がないというだけの理由になっています。どうしても人気にならない理由として挙げられるのがそのデザインです。ワンモーションのスタイルという独特なデザインが特徴になっているわけですが、ワゴンRのような箱形が軽自動車が一般的であるためにどうしても敬遠されがちになっています。しかし細かな部分を見てみますと、軽自動車には珍しい試みがたくさん採用されており、かなりお得感の高い車になっています。
まず注目したいのがリアミッドシップレイアウトという設計です。これはポルシェなどに代表されるデザインですが、リアにエンジンを搭載することによって前のスペースを活用することができ、居住空間を目一杯広げることが可能になっています。実際にのってみると、トヨタヴィッツやマーチクラス。コンパクトカーなみの広さを実感することができるようになっています。また車の心臓部でもあるターボエンジンにも工夫が凝らしてあり、軽自動車用エンジンとしては唯一の吸気側連続可変バルブが備わっており、高性能と低燃費・低排出ガスが可能になっています。ほかにも軽量化のためにシリンダブロックのアルミ化、インテークマニホールドの樹脂化などが行なわれています。さらにはエンジンの剛性向上、サイレントチェーンも採用されていますので、走行やエンジン音などの低減化も図られています。
ちなみにi-MiEVといわれるガソリンエンジンに代えて電動モーターとリチウムイオンバッテリーを搭載した電気自動車も同じ車体から出されています。10・15モードで160kmという驚くべき燃費を記録していますが、中古車平均金額は189万円と今だに高い金額で止まっています。このi-MiEVによって影がされにうすくなっているのが三菱iになるわけですが、最新モデルの中古車でも20万円から130万円から探すことができますので、中古の軽自動車としてはかなりお得だといえるかもしれません。2006年モデルでも今乗ってもおかしくないほどデザインが精錬されていますし、上記に挙げたような実際の走りに関してもかなり工夫がされています。安くて状態の良い軽自動車を探しているのでしたら最適かもしれません。